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Spider-Men

Spider-Men

Spider-Men

¥1,898
amazonより
#1
夜。ピーター・パーカーことスパイダーマン、NYをパトロール中、街外れに奇妙な光を目撃。現場は廃屋となった倉庫、中には謎の光を放射する不審な装置。そこに現れたミステリオ。そこは彼の隠れ家だった。
ピーターはミステリオと格闘中アクシデントから光の中に吸い込まれてしまう。気が付くと昼間のNY。しかしいつもと何かが違う。これはミステリオによる幻覚かと思い先ほどの隠れ家へ向かうが、そこには赤の他人が住んでいた。
通りで暴力沙汰発見、さっそく駆けつける。助けた男は言う。「助けてもらっといてナンだけどよ、そのコスチュームはやめとけ。そいつはピーター・パーカーのモンだ。」男が突然自分の本名を口にした事に驚愕するピーター。
とりあえず頭を整理するためアパートへと向かう途中、黒い影と遭遇。「まさか!」それは黒地に赤い模様というクールなコスチュームのスパイダーマンだった。

#2
ミステリオのアジト。ミステリオはスパイダーマンを始末すべく、遠隔操作できる自分のアバターを光の中へ送り込む。「この次元は私が発見したのだ。私の物だ!」
向かい合うピーターとマイルスこと、別次元のスパイダーマン2人。「お前、クローンか何かか?」「もしかして…ピーター・パーカー?」「分かった。お前は幻覚だ」
格闘になる2人。やっさもっさの結果ピーターはベノムブラストで気絶。「さて、どうしよう?」トリスケリオンがマイルスの目に入る。
ピーターが目を覚ますと、そこはアルティメッツの本拠地、トリスケリオン内の一室。アイパッチの黒人男性が向かいに座っている。「私はシールドの長官、ニック・フューリーだ。君はピーター・パーカーなのか?」「なんて答えたらいいか…あくまで仮定の話だけど」「続け給え」
「仮に自分が有名なスーパー・ヒーローだとして、自分の正体を隠すのに並々ならぬ努力をしていて、なぜかと言えば愛する人の安全のためな訳で、それなのに気付いたら突然、明らかに自分の本名が知れ渡ってる状況になって、マスクが剥がされて、黒人少年バージョンの自分と出くわして、今こうして、自分が知ってるよりもぶっちゃけずっとクールなバージョンのニック・フューリーと話していたとして、さて、これらを踏まえてある結論に行き着いたとする。自分の今の状態は、次のうちどれでしょう。A:完全に精神が異常をきたしている、B:元映画のスタントマンだったスーパービランに幻覚を見せられている、C:偶然、元いた世界とちょっとだけ違う別の次元に転送された…さあ、どれ?」
フューリーと一緒にヘリポートへ。そこでマイルスと再会。ピーター「やあ、さっき会ったね」マイルス「本当に、本物の彼?」フューリー「ある意味な。彼は別の場所から来たんだ」マイルス「なぜこんなに年取ってるの?」
フューリーは、こちらの世界のピーター・パーカーがどうなったかこのピーターに教えてやってくれ、とマイルスに頼む。ヘリに乗り込むピーターとマイルス。それを見送りながらフューリーがつぶやく。「ピーター・パーカー」
ヘリの中の2人。ピーターがマイルスに訊く。「教えてくれ。ピーター・パーカーは死んだのか?」
その直後、攻撃を受けるヘリ。操縦士を連れて間一髪逃げる2人。「何があったの?」「さあね。いや、アイツに訊いてみようか」
下にはロケットランチャーを持ったミステリオのアバター
「この世界は一度に2人のスパイダーマンを仕留める機会を私に与えたぞ」

#3
アバター・ミステリオと対峙するスパイダーマン2人。ミステリオの薬品による幻覚で出現した過去の敵達が襲ってくる。やっさもっさの末、アバター・ミステリオを捕まえるマイルス。その直後、大爆発を起こすアバタースーツ。
マイルスが目覚めると、周りにはアルティメッツとフューリー、シールドの隊員達。ピーターは消えていた。
ピーターは頭を整理するため、アパートに向かう。しかしアパートだったはずの建物は雑貨屋になっていた。店員が持っていたタブレットを借りてネットで検索すると自分の死亡記事を発見、愕然とするピーター。
ピーター・パーカーの実家。玄関から出てきたメイおばさんとグウェンの目の前に、スパイダーマンが現れる。警戒する2人の前でマスクを脱ぐピーター。その顔を見て2人は驚愕するのだった。

#4
NY、クイーンズ。ピーターの実家。メイおばさんとグウェンの前に現れたピーターことスパイダーマン。マスクを取って顔を見せるが、心ないイタズラと勘違いした2人にボコボコにされる。そこへ割って入るマイルスことニュー・スパイダーマン、事情を説明。
「やっぱり来るべきじゃなかった。ここでは僕は死んでて、君たちが居る。まだ君たちは知る段階ではなかったんだ。本当にゴメン」気を失うメイおばさん。
2階で話す3人。「じゃあ、そっちの世界にも私…グウェンがいるの?」「うん」「彼女、クール?」「超クールさ。でも…大人だよ。ほら、僕と同い年だから」「あー、そっか。ヘンな意味じゃないんだけど、彼女とデートしてる?」「ヘンな意味じゃないなら訊かないだろう」「MJとデートしてるんでしょう、どうせ」「えっ、MJもいるの?彼女、やっぱりモデル?」「モデルぅ?」「あっちじゃ、いわゆるスーパーモデルだ」「スーパーモデル?!彼女が?じゃあ、私は?」「… 全部話しちゃっていいものか分からないな」
目を覚ましたメイおばさんが2階に来る。ミステリオによってこちらの世界に来た事を説明し、不用意に2人の前に姿を現した事を改めて詫びるピーター。
マイルスはピーターのウェブ・シューターをいじっている。「そっちに、僕はいるのかな」「多分ね。分からないけど」
「そちらには、私もいるの?」とメイおばさん。「いるよ。あなたとベンおじさんが、僕の育ての親だ」「あの人が生きてる?」「いや。ごめんよ。でも今の僕は、彼だったらしただろう事をしてるのさ。大いなる力は…」「…大いなる責任を伴う」
本物だと確信し、ピーターを抱きしめるメイおばさん。「あなたは逝ってしまった。さよならも言ってないのに。それがこんなに大きくなって」「ごめんよ」「こんなに元気で」
話は尽きない中、フューリー達が迎えにくる。2人に別れを告げるピーター。「さっきはああ言ったけど、やっぱり会えて本当に嬉しかったよ」
フューリーらと車に乗り込もうとしたピーター、通りの向こうからこちらを見ているMJに気付きハッとする。彼女もグウェンに呼ばれていたのだ。しかし、MJは何も言わず駆けて行ってしまう。
車中でマイルスが訊く。「ねえ、そっちにもニック・フューリーはいるの?」「いるよ」その言葉に興味を示すフューリー。「ほう?どんな奴だ?」「えーと、白人」「気の毒にな」
ピーターらの車を見送るメイおばさんとグウェン。離れた場所で一人膝を抱え涙を流すMJ。
トリスケリオン。フューリー、ピーター、マイルスの3人、ミステリオのアバタースーツを解析中のトニーの元へ。一向に捗らず、飲んだくれているトニー。彼によると、次元の裂け目の場所が分からなければどうする事も出来ないという。
室内にはミステリオがネット上に公開していたというミステリオ自身の映像が映し出されている。その映像の中の建物に見覚えがあるというマイルス。その建物が特定できれば、それを手掛かりにミステリオのアジトと次元の出入り口の場所も判明するはずだ。
「でかした、少年」フューリーの命令を受け、シールド部隊とアルティメッツ、2人のスパイダーマンは出動するのだった。

#5
ミステリオのアジト。「私は勝ったのだ」何度も自分に言い聞かせるミステリオだったがいまいち納得できない。そこでスパイダーマンの死を自分の目で見届けるため再びアバターを送り込むことに決め、次元ポータルを起動させる。その瞬間、光の中からウェブが飛んできてミステリオは向こう側へ引き込まれてしまった。
ポータルの出口で待ち構えていたのはアルティメッツらと2人のスパイダーマン。アジトの場所を突き止めた彼らは、もう一度ミステリオが次元ポータルを開く機会を狙っていたのだった。
ミステリオは幻覚剤で場を混乱させ逃亡を試みるも、やっさもっさの末、結局捕まる。ミステリオはスパイダーマンの正体を知っているため、ピーターの都合を考え、もとの次元には帰さずこちら側で収容する事になった。
次元ポータルが不安定でいつ遮断されるか分からない状態なため、今すぐ元の世界へ帰る事になったピーター。別れの時が来た。
ピーターは、マイルスがこちらのピーターの後を継いでくれたことに改めて感謝する。そしてポータルの光の中で、スパイダーマンとしてのアドバイスを送るのだった。
「自分のクローンを作らせてはいけない。二股はしないこと。Dr.オクトパスという奴がメイおばさんと結婚しようとしたら、止めてくれ。ウルバリンやモッキンバードと名乗る奴に金を貸してはいけない。二度と戻ってこないから。悪人を倒したら、すぐにその場を去ること。でないとそこの後片付けをさせられる。あと、コスチュームは毎日洗うこと。臭くなって人から笑われるから。それから…」「えーと、ペン持ってない?」「いや、聞くんだ。これはスパイダーマンである上で最も重要な事だが、もしいつか君が…」
光の中へ消えるピーター。
マイルスの肩に手をかけるフューリー。「彼が認めてくれたな。これからも頑張れよ」大喜びで街へ飛び出すマイルスだった。

元の世界へ戻ったピーター。シャワーを浴びて一息つく。
「マイルス・モラレス。マイルス・モラレスか。果たしてこっちにも居るかな?」
何の気無しにネットでマイルス・モラレスの名前を検索してみたピーター、その結果を見て愕然とするのだった。
「OH, MY GOD.」

<おわり??>