キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー/アイアンマン3

映画@TV (2015.02)
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー」(2014)[DVD]
原作を以前に読んだだけで、映画の予備知識はほどんと無い状態で観た。
アイアンマンシリーズが「本当の敵は国内にある」という問題提起で始まったにもかかわらずどんどんヌルく散漫になっていき最終的には主人公の個人的な成長物語になったのに比べ、こちらは硬派で現実を反映してると思った。前作も好きだが、今作は良い意味で全然違う。予期せぬ進化だった。聞けば第3弾は「シビルウォー」だという。期待せざるを得ない。
あえてひとつ不満を挙げると、監視社会を作ろうという現実の政府を直接批判できないのか、悪いのはあくまでそれを悪用しようとしたヒドラだという事にした点かな。まあヒドラ仮面ライダーでのショッカーのようなシリーズ通じた敵だから仕方ないか。
こう書くと、今作の話は原作版仮面ライダーの最終話(?)「仮面の世界」に似てる気がしてきた。あれもやはり、ひとまず事件は終わったもののヒーロー一人の力では社会の孕む問題を根本的に解決できるものではなく、不穏な時代が忍び寄ってくるのを予感させつつ終わった。ルパン三世第2期の最終回などにも通じる、何かイヤなものが胸に残ったまま現実に放り出されたような終わり方だった。やっぱり日本でも今ふたたび、時代を反映した硬派なヒーローものを作るべきじゃないか。時代を反映した結果、内に向かっていくものは多い気はするけど、そうじゃなくて時代と関わっていくようなものが観たい。
アイアンマン3 DVD(デジタルコピー付き)
アイアンマン3」(2013)[BS]
久々に観た。当時劇場で観た時と同じく、いやそれ以上に、やっぱり何一つ好きな所がなかった。盛り上げて盛り上げて頂点に来る寸前にハズす、の連続は序盤こそ笑うが、クライマックスの「マーク42が飛んでくるもつまづいてバラバラ!」の頃にはもうウンザリで、「ラスボスをヒロインが倒しちゃいました!」に至ってはどうでもいいよ。しつこい。面白くもねえし。勝手にやれ。ヒーロー映画なんだからキメるところはキメる、をキチッとやらないとどうしようもないだろうが。つまんねえオヤジギャグを延々聞かされてるようで不快でしかない。ラストのモノローグも、もっともらしい顔で何言ってんだ。そもそも今作のお前はヒーローでもなんでもないじゃねえか。エンドロール「Hawaii Five-0」の安っぽいパクリみたいなB級スパイ映画風の音楽も超ダサい。いや「B級スパイ映画風」はそれはそれでいいんだけど、この曲は音がとにかくダサい。「トニー・スタークは帰ってくる」って…お前は帰って来なくていい。「2」までのあいつなら帰ってきてほしい。
それと改めて思ったのは、ユーモアの感じが他のマーベル映画よりなんとなく下品だ。画面の色合いやコントラストの具合も前2作と違いすぎていてなんかおかしいし、デジタル処理だろうが粒子の粗い感じが極端で妙に埃っぽい。砂っぽい。
劇場で観た時のイヤな気分がぶり返した。