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映画@TV 2015.04

マン・オブ・スティール [DVD]
「マン・オブ・スティール」(2013) [BS]
レジェンダリー・ピクチャーズの、一連の「もしも○○が実在したら…?」シリーズは大好きだ。今作はそのスーパーマン編で、原作のムリな設定をそれらしい理屈で大真面目にこれでもかと説明していく。そのアレンジ具合が少し「マイティ・ソー」っぽい。が、マーベル映画と違ってユーモアは一切無し。オリジン→人助け活動開始→今回の敵キャラ登場、という典型的スーパーヒーロー映画のパターンも廃止。
バトルシーンは「DC Universe Online」のムービーによく似ていて、ものすごく殺伐としている。今のCG技術だと誰が作っても最終的にこうなるんだな。そのバトルっぷりはド突き合うだけなのに周囲は大破壊で、サイヤ人同士の戦いみたい。ストーリーも含め、「ドラゴンボール」の実写版という印象だ。これの続編にバットマンが出るというが、生身の人間の出る幕無いんじゃないか?
さらに「ジャスティス・リーグ」も作るらしいが、まさか今から「アベンジャーズ」並みの仕込みはしないだろう。とはいえ自分はそもそもDCは正直よく知らないので、見物させてもらうってのに近い。
個人的には '30年代が舞台のバットマンを、今の映像技術で見てみたい。


寄生獣 Blu-ray 通常版
寄生獣」(2014)[地]
スケールがコンパクトになり過ぎな点やセリフや演出の細かい変更点に疑問や不満はあるが、原作に対する遠慮はあっても愛の感じられない映像化が多い中、今作はこれもやり方の一つだと思え、好感を持った。
映像的には、TVドラマかコント番組のようなモッサリしたあの「ヤマト」と同じ監督と思えないほど臨場感と迫力があり確実な進歩を感じると同時に、改めてその内容の凄惨さを実感した。公開規模や対象年齢を考えるとこれがギリギリではないか。
ただ出来映えはともかく、なぜ今この原作を実写化するのかを考えながら観ていたが、結局よく分からなかった。この映画の良い所って、結局原作の良い所だったりするからだ。ようやく技術的に「ターミネーター2」に追いついてこれが元ネタだと主張できるから…などでは無いはずだ。完結編を観れば理解できるのかな。
それにしても阿部サダヲだけは完全にミスキャスト。始めっから感情込め過ぎで、他の寄生体たちとテンションの差がありすぎる。そして何故かイケメン声(のつもり)。原作を読んだ事が無く、理解する気も全く無いのだろう。これでもし読んだ事あるとしたらおかしい。本来は感情や抑揚がなく冷静・冷徹で妙に滑舌だけは良い、NHKのアナウンサーや「2001年」のHALのような声にすべき。そもそもキャスティングする方もする方。逆に東出昌大の島田は原作と全然違うけど最高だった。ヘンで。