西遊妖猿伝 西域篇(6) 諸星大二郎

Lにて


帯に「姉さん、ぼくを殺して」というセリフが、いかにも衝撃的!と言わんばかりにデカデカと載っている。でもこんなのいらない。何故こんな余計な事をする。そもそも今作のファンは宣伝があろうがなかろうが面白かろうがつまらなかろうが買い続けるしかないのだし、こんな陳腐な手法で一見さんを呼ぼうったってもはやムリな所までこのシリーズは来ている。だからこんな帯を今更つけたところでシラケるだけだ。そんな帯なんかより、前も書いたかもしれんが、地図を載せてほしい。


本編はこの章のクライマックスだけあってアクションがメインでテンションが高く、5巻より大分面白かった。鹿力大仙は中ボスとしては小物過ぎたが…。


外伝をようやく読めた。雑誌掲載当時は、いずれ単行本に収録されるだろうからとスルーしていたのだ。収録は切りのいい所を見計らっていたのだろうが、3年も経ったのか。
ホラー、ミステリーから中国版「物体X」という感じで進み、一升金の正体が暴かれてもうひと展開、という。あの感じだともう本編には出ないんだろうな。


次は「火焔山」だというから楽しみだ。でも羅刹女はもう使ってしまったし、どうするのかな。