シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ


「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
F市にて
トレーラーや事前の情報極力入れず観る。
出だしはWSとAoUの続きで盛り上がったが途中トニーがスパイダーマンをスカウトした辺りから雲行きが怪しくなり、空港を舞台にライダー大戦のショボいの(人数的に)が始まった時はどうしようかと思った(アントマンのまさかのジャイアントマン化でライダー大戦感倍増)。楽しいは楽しいんだけど、この生ぬるいヤッサモッサがクライマックス?…で、どちらがどうなったら決着なの、このボコスカウォーズは?などと思ってたら、やはりそのままで終わるような事は無く、この手のVSモノのいつものパターン「一旦は敵対するものの黒幕判明で最後は共闘」を大きく裏切る展開の後、思い切り重く苦いラストが待っており、今作を観て良かったと心から思った。自分はキャプテン・アメリカシリーズではお祭り感などでなくシリアスなストーリー性を求めてるのだと実感した。しかし本気で対決させるためとはいえあれではあまりに残酷すぎないか。それにもはやシビルウォーとも関係ないし。でも理屈では分かっていても感情が追いつかず逆上するトニーと、当初は一番手に負えなさそうだったのに自ら復讐の連鎖を止める決断をした陛下、対照的だがそれぞれに胸が熱くなった。
今シリーズはとりあえず3作でスティーブとバッキーの物語は完結だとばかり思ってたら全然終わってねぇ。しかし今後フェーズ3では彼らの話はどこで展開させるんだろう。みんな結構年食って来たし。インフィニティウォーまでは新キャラのソロが続くようだけど、世代交代も兼ねて新入りでアベンジャーズ作るのかな?

その他:

・WS/CWと2作続けて、多くを語らずスッと引く終わり方がカッコ良い。
・ブラックパンサーは期待通り良かった。俳優の声がシブい。
・サンダーボルト・ロス将軍唐突に復帰オメデトウ。今までどこにいたのか実は心配してた。
アントマン観てないんだよなあ。それが唯一悔やまれる。
スパイダーマンはデザインがコミックス初期に近く、これまでの映画版でのテクスチャー感が強調されたスーツと真逆でほぼボディ・ペインティング状態、目はデッドプール同様CG処理で若干開閉する。特に大きな違いを感じさせるのは色で、旧作や他のキャラの様なくすんだリアルな風合いとは真逆のコミックス/アニメ同様の鮮やかさ。この方向性の変更が果たして吉と出るか。新スーツと新シューターをトニーから贈られるというのが、マイルス君を思わせた。けど今後のピーター、アレなのかあ…。思いっきりチビなガキじゃん。主役張れるのか心配だなあ。
・ワトソンが出てきたが、まさかDr.ストレンジに出演?

あと言いたかないがやっぱりBvSとは雲泥の差(当然こちらが上という意味で)。何年もかけて丁寧に積み重ねて来たからこそ、胸に迫るものがある。新キャラの出し方も含め、見切り発車でとにかくやっちゃえ!ってのとは全然比べ物にならん。

唯一の不満は空港でのミニミニシビルウォーが直接的には今作のテーマであるコラテラルダメージをめぐる信念の違いではなく、やはりBvS同様に誤解と言葉足らずが発端だった事だな。どう考えても対決は避けられるよあれでは。